2012年9月17日月曜日

2012/09/17 団練習

 前日の練習試合での課題をふまえ練習を行います・・・が、4年生から学年別低学年をにらんだ練習試合の申し入れがあったので、後半は4年生と練習試合を行いました。

 まずは練習。

 両サイドからドリブルをして・・・

真ん中でぶつからずに反対側へ行けたかな?
この練習は言葉で説明するのは難しいですが、3人一組のうちの1人がセンタリングをあげ、残り2人がニアとファーに走りこんでゴールを決める練習です。一番できていなかったのはファーへの入り方でした。膨らみながら少し遅れて入っていくんだよと説明してもなぜそうしなければならないのかが理解できていないようでした。

4年生コーチから練習試合の注意点。試合前の4年生にケガをさせるわけにはいきません。
なので、5年生はフィジカル厳禁です。それとドリブル突破などのいわゆる個人技も禁止です。下級生相手にフィジカルやスピードで勝っても何の自慢にもなりません。
それよりも相手に触られずにゴールにパスしてくるくらいの気持ちでやって欲しいところ。

またまたヨハン・クライフの名言ですが『プレッシングは優れた技術の前では無力だ』 っていうのがあります。これを体現しているのが、バルセロナやスペイン代表。
テクニックでかわすのはもちろんですが、代表的なプレスの回避方法は、三角形になっている味方にダイレクトのパスをパパパーンって回して一瞬にして安全地帯にボールを運んでしまいます。そして、そこからまたやり直す。
多分、1度や2度はテレビで見たことがあると思います。

そんな・・・、そんなことを試してみても良いのではないでしょうか。

円陣の掛け声も変わりました。
前のよりは良い感じがします。

フィジカル、スピードが行使された場面もありましたが、そこはすかさずチェック o(`ω´*)o 


さて、4年生に胸を貸すだけではなくて、得るものは有ったかな?
この日の一番のポイントは「声」でした。

フィジカルとスピードが使え無いということは、必然的に味方選手と連携してボールを運ばなければなりません。しかし、呼ばないのでつながらない場面が多々ありました。声が出ない理由は色々あると思います。
恥ずかしいのもあるでしょう。
遠慮もあるでしょう。
でも、失敗してもいいんじゃない。呼んで、ボールが来てトラップミスしてもいいじゃん。呼ばずに失敗しないよりは、チャレンジして失敗した方が全然いい。
そういう雰囲気を選手間で作れたら素晴らしいチームになると思います。
そんなチームにして欲しいと思います。
強くなるためのチャレンジなら失敗してもいいじゃん。

前にも書いたけど、強いチームは声が出ています。
ここで言っている声は、広い意味でのコーチングです。
「いるよ」「来てるよ」「戻して」「誰が空いてる」「フリーだよ」などなど・・・。
味方に自分の位置や周りの状況を教えてあげるだけでも言えることは沢山あります。

そういう声をだすことは、強くなるための『絶対条件』と言っても過言ではないでしょう。

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